「辞めたい」と言ったのに、会社がまったく受け入れてくれない。
退職届を無視されたり、話をそらされたり……
そんな理不尽な状況に立たされると、自分が間違っているのかと思ってしまうこともありますよね。
今回登場する宮田陸さん（仮名）は、そうした状況を一人で抱えて悩み抜いた末に、退職代行を使って現状を打開した方です。
リアルな声を、ぜひ参考にして下さい。
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宮田さんのプロフィール
―よろしくお願いします。まずは当時の勤務先とご自身のことについて教えて下さい。
「よろしくお願いします。宮田陸（仮名）です。今は32歳ですが、退職代行を使って辞めたのは29歳のときでした。当時は建築資材を扱う営業職で、主に法人向けの提案営業をしていました。会社は社員30人ほどの中小企業で、社長と直属の上司がかなりワンマンなタイプでしたね」
―職場環境はどんな雰囲気だったんですか？
「正直、かなり閉鎖的でした。“辞める”なんて言ったら裏切り者扱いされるような空気で、過去に辞めた人も『お前の穴埋めどうすんだ』って怒鳴られてました」
辞めたいのに辞めさせてもらえなかった現実
―最初に退職の意思を伝えた時の反応はどうでしたか？
「直属の上司に『辞めたい』と伝えたら、『このタイミングで何を言ってるんだ』『お前の代わりなんてすぐに見つからない』と返されて、話がまともに進みませんでした。退職届を出しても受け取ってもらえず、机の上に戻されていたんです」
―かなり強い引き止めだったんですね。
「はい。その後も“もうちょっとだけ頑張ってくれ”とか“来月は落ち着くから”と曖昧にされて、3ヶ月以上そのままにされていました。もう気力も限界で、夜は眠れないし、出勤前は吐き気が止まらない状態でした」
自分での解決に限界を感じた理由
―なぜ退職代行を検討することになったんですか？
「何回言っても話が進まないし、人事も社長もグルのような対応で、これはもう自分だけじゃ無理だと思いました。退職が認められないまま3ヶ月経って、さすがに“プロに頼るしかない”と感じましたね」
―不安はありませんでしたか？
「もちろんありました。“本当に辞められるのか”って。でも、ネットで調べて『退職代行 辞めさせてもらえない』でヒットした事例を読んで、自分と同じ状況の人がたくさんいることに驚いて、相談してみようと思いました」
退職代行に依頼した時の対応と安心感
―どのように相談を始めたんですか？
「LINEで無料相談ができるところを選びました。返信はすごく早くて、状況を詳しく聞いてくれて。“退職拒否や届の破棄も対応しています”と言ってもらえて、すごく安心しました」
―実際に依頼してからどうでしたか？
「すごくスムーズでした。代行の方が会社に退職の意思を伝えてくれて、私はもう一切連絡せずに済みました。“会社との直接の連絡を希望しない”と伝えてくれていたので、会社から電話も来なかったです」
退職完了までの流れと会社の反応
―実際に辞められるまでどのくらいかかりましたか？
「たったの1週間でした。会社に連絡が入ったその日から、私はもう出社せずにOKということになって、制服や私物は宅配で返却しました。書類もすべて郵送でやり取りして、問題なく終了しました」
―会社からの反応はその後ありましたか？
「一切なかったです。ちょっと拍子抜けするくらいあっさりしてました。“あれだけ拒否してたのはなんだったんだ”って気持ちもありましたけど、とにかく終わったことが何より安心でした」
アフターサポートと退職後の暮らし
―退職後の生活はどう変わりましたか？
「まず、心が穏やかになりました。毎朝、時計を見るたびに緊張していたのが嘘のようです。退職代行のサービスには、転職サポートやメンタルケアの相談窓口がついていたので、すぐに再スタートの準備もできました」
―今はどんな働き方をされていますか？
「今は別の会社で、完全フレックスタイム制の営業職に就いています。人間関係も風通しが良くて、以前のような恐怖や圧力は一切ありません。自分が変わったというより、環境を変えるだけでこんなにも違うのかと実感しています」
まとめ
宮田さんのように、「辞めたい」と伝えても辞めさせてもらえない――そんな状況に悩まされている方は決して少なくありません。
退職代行は、そうした理不尽な環境から自分を守る現実的な手段のひとつです。
自分だけで抱え込まず、信頼できるプロに任せることで、スムーズに次の一歩を踏み出すこともできます。
「今のままじゃ無理かも」と思っている方は、ぜひ一度相談だけでもしてみて下さい。
逃げるのではなく、“進むための手段”としての選択肢があります。
